「地名&観光地」連動コラム その4(最終回)

コラム最終回は
旅先で手話通訳派遣は?です。

きっかけはふとした疑問でした。
「観光に手話通訳をつけることはできるのかな?」

ご存じの通り、
普段の生活には自治体の手話通訳派遣制度があり、
無料で利用することができます。
派遣対象になるのは、例えばここ札幌市では、
生命、司法、教育、社会生活に関することなどです。

「観光で手話通訳を」となると、
この派遣制度がそのまま使えるわけではありません。
旅先(市外や道外)であること、
観光が派遣対象の内容かどうか、の2点について、
居住地の自治体が判断することになります。

ここで思い出したのが、
高松市の手話通訳・市外派遣拒否の訴訟
「手話通訳訴訟 和解勧告 
市の派遣要項改正を受け 高松地裁」

(産経ニュース 2014.4.22)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/
140422/kgw14042202110003-n1.htm
この件は記事の通り和解が成立し、
その後、高松市の制度も一歩前進しました。

北海道は?と言いますと、
現在、道内全域で手話通訳者の派遣
利用できるようになっています。
平成24年4月から北海道内全域で
手話通訳者の広域派遣がスタート

http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/
shf/syuwatuuyaku.htm


しかし今でも、派遣対象の内容は自治体によって違い、
市外や県外への派遣の対応にも差があるそうです。
残念ながら「観光に手話通訳は?」
ハッキリとした答えを見つけることができませんでした
「いつでもどこでも手話通訳を」には
まだまだ課題があるのですね。


今回のテーマがこれで終わってしまうのは悔しいので、
関連しそうな取り組みをご紹介したいと思います

現在、ITを活用した手話通訳システム
試行・研究されています。

(1)日本財団電話リレーサービス・モデルプロジェクト
http://trs-nippon.jp/
2015年3月31日まで。
現在も申込み受付中。←コメント参照!6月30日締切
聴覚障害者は無料で利用できます。

(2)遠隔で手話通訳を利用した例
http://youtu.be/6k93E-nxiOA?t=1m
被災地支援に参加したろう者が
遠隔手話通訳を利用している様子が映っています。
手話通訳者を電話&テレビ電話でつなぐことで
離れた場所からの手話通訳を可能にしています。

これらは手軽に利用できるシステムとして
近年注目され始めています。
現場通訳とはまた違いますが、
手話通訳の選択の幅が拡がるという点で、
期待できる部分がありそうです。




みなさん、コラム4回いかがでしたでしょうか?

知られていない取り組み
全国各地にまだまだたくさんあるんだろうなあ。
・・・そんなことを思いながら記事を書きました。
おお!と惹かれる話題を見つけたら、
またご紹介しますね。

では、これにておしまい。ごきげんよう~


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この記事へのコメント

広報部ブログ係
2014年06月11日 11:30
日本財団電話リレーサービス・モデルプロジェクト
http://trs-nippon.jp/
目標募集人員に近づいたため、申込みの締め切りが6月30日になったそうです。
締切まであとわずか
お申込みはお早めに

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  • 1月16日例会編

    Excerpt: 今日はレベル別の学習です。 それも初級・中級・上級!! 3つにグループ分けとはめずらしい試みです Weblog: 手話サークル北斗星 racked: 2015-01-31 06:32